コンセプト
2つの作品は、空を泳ぐクジラを追いかけ、さまざまな世界を旅する少年と犬の物語の一場面です。自然と都市が共存し、現実と幻想が溶け合う架空の東京を表現しています。Adobe Photoshopによる画像合成とデジタルペイントを組み合わせて制作しており、生成AIも重要な役割を果たしています。ビル群やクジラの周りを泳ぐ魚の群れ、舞い散る花びらなどを効率的に補完し、短時間で理想的なビジュアルを実現する助けとなりました。
作品①
『空を泳ぐクジラ -東京Ⅰ-』
クジラは自然の力強さの象徴であり、自由に空を泳ぐ姿は、人々の夢や無限の可能性、想像力を表しています。少年はその姿に心を奪われ、未知の世界を追い求めて旅を続けます。少年と犬が歩むこの旅路は、私たちが抱く希望と、まだ見ぬ未来への憧れを象徴しています。
作品①
クリエイターからの解説
都市と自然、現実と幻想が一体となった架空の東京。その空を泳ぐクジラと、旅する少年と犬の物語の一場面を描きました。クジラの周囲を泳ぐ魚の群れや舞い散る花びらを表現する際に「画像を参照」機能を使用してイメージに近いものを生成。細かな部分を手作業で仕上げることで、短時間でのクオリティアップにつながっています。
作品②
『空を泳ぐクジラ -東京Ⅱ-』
東京の都市空間に広がるきらびやかなネオンの輝きと、淡い月の光に照らされたクジラを、対照的でありながら、どちらも魅力的な存在として描いています。喧噪とエネルギーに満ちた東京の上空を、クジラは静寂に包まれながら自然の力強さと人々の夢の象徴として自由に泳ぎます。夢と現実が交錯する幻想的な光景に少年は心を奪われ、その瞬間に引き込まれるように見つめています。
作品②
クリエイターからの解説
ネオンの強い光と月の光がもたらす柔らかい光のコントラストを意識して、作品全体に幻想的な雰囲気がでるように制作しました。例えば、ビル群の窓の明かりといった、複雑で繊細な部分の合成に「生成塗りつぶし」機能を活用することで、作業効率が大幅に向上しています。
楠田諭史 / デジタルアート作家・グラフィックデザイナー
フォトコラージュや油彩などの経験をかけ合わせ、独自の手法でデジタルアートの制作を行う。作家として個展も実施する一方で、グラフィックデザイナーとして様々なグラフィック制作を手掛ける。各種広告物・CM・WEB・書籍の執筆など活動の場は多岐にわたる。
X : @moco_lounge
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