Adobe Creative Cloud ライブラリを使用すると、自分や仕事仲間がモバイルやデスクトップアプリで作成したデザインアセットを 1 か所に集めて整理できます。

一人の作業でもチーム作業でも、ライブラリを使用すると、アセットの更新作業、再利用、共有を手軽に行えるようになります。しかも、ライブラリは自動的にCreative Cloudアカウントと同期され、どこからでもアクセス可能です。オフライン環境にいるときも利用できます。

このチュートリアルでは、Adobe InDesignでライブラリを使用してデザイン作業を効率化する方法を説明します。

InDesignでCreative Cloudライブラリにアセットを追加するには、ウィンドウ／CCライブラリに移動し、CCライブラリパネルを開きます。

CCライブラリパネル のパネルメニューから「新規ライブラリを作成」を選択して新しいライブラリを作成し、ライブラリの名前を入力します。または、デフォルトのライブラリである「マイライブラリ」にアセットを追加してもかまいません。

アセットをライブラリに追加するには、InDesignドキュメント内のオブジェクトを選択し、CCライブラリの「エレメントを追加」ボタンで、そのオブジェクト（文字スタイル、段落スタイル、カラー等）を追加する目的に応じた項目を選択 します。

また、シェイプや写真などのグラフィックアセットをドキュメントからCCライブラリパネル上に直接ドラッグ して追加することもできます。

Adobe Stockには、膨大な数のロイヤリティフリーな画像、イラスト、ビデオアセットが用意されています。InDesignではCCライブラリパネルを使ってそれらのアセットにアクセスできます。Adobe Stockを検索するには、CCライブラリパネルの検索バー を使います。目的に合ったアセットを見つけたら、そのアセットをポイントします。＋（プラス）のアイコンをクリックすると、透かし入りのアセットプレビューをダウンロードできます。また、ショッピングカートをクリックするとアセットを購入できます。

Adobe Creative Cloudモバイルアプリを使用すれば、シェイプやカラーなどのひらめきを、どこにいても、その場でアセットとして保存できます。この方法で集めたアセットは、自分のライブラリに自動的に反映されます。

詳しくは、 Adobe Stock画像の使用 および Adobe Captureでカラーテーマをキャプチャする を参照してください。

ライブラリに保存したアセットは再利用できます。同じファイル内はもちろん、別のプロジェクトにも、別のアプリケーションにも、バージョンの心配をすることなく適切なアセットを確実に再利用できます。

プロジェクトにグラフィックアセットを追加するには、CCライブラリパネルからInDesignドキュメント上に、アセットを直接ドラッグ します。

カラー、カラーテーマ、段落スタイル、文字スタイルを追加または適用するには、プロジェクト内のオブジェクトを選択し、目的のライブラリアセットのサムネイルをクリックします。

ライブラリからグラフィックアセットをドラッグすると、リンクされたアセットとしてドキュメント内に配置されます。ライブラリ上で、そのアセットが自分または別のユーザーによって変更されると、更新内容がすべてのファイルに反映され、常に最新バージョンのアセットが使用されます。

リンクされたアセットのグラフィックサムネールには＋（プラス）のアイコン が表示されるので、その他のアセットと見分けることができます。また、リンクされたアセットはリンクパネルにも表示されます。

ヒント： アセットの特定のコピーだけに変更を加え、すべてのファイル内のアセットに反映されないようにするには、アセットのコピーを作成します。アセットを配置するときに、AltまたはOptionキーを押しながらCCライブラリパネルからドラッグすると、リンクされていない（埋め込まれた）アセットを作成できます。

ライブラリはチームのメンバー間で共有可能です。共有すると、全員がそのライブラリにアセットを追加でき、全員が最新バージョンのアセットを使って作業できます。

CCライブラリパネルのパネルメニューから「ユーザーを招待 」を選択します。CCデスクトップアプリのウィンドウが表示されたら、招待するメンバーの電子メールアドレスを入力し、必要な場合はメッセージを追加して、「招待」をクリックします。受信者は、メッセージに記載されたリンクにアクセスして招待を受けることができます。

または、CCライブラリパネルのパネルメニューから「リンクを取得」を選択して、他のユーザーにライブラリのコピーをダウンロードする方法を案内することもできます。ダウンロードしたコピーは、元のライブラリと同期することなく個別に編集可能です。